歯牙移植とは
欠損部を補う治療に歯牙移植があります。
これは自分の歯(主に健康的な親知らず)を利用する方法になります。 健康的な“歯根膜”が残っている歯であれば、自分の細胞であるため移植先へ拒絶されることなく生着して機能します。
ただし、歯の大きさが移植する骨からはみ出さずに収まることが必要です。
歯牙移植の症例
1. 親知らずの移植
食事をするたびに噛むと痛いということで診査すると、奥歯が半分に割れていました。半分失ってしまったため保存困難と判断し抜歯を提案しました。欠損部の案として、健康な親知らずがあったことから移植を希望されました。
移植後の歯は根管治療を行い、最終的に被せ物で噛み合わせを修復しています。
治療前
親知らず抜歯
治療後
治療内容 | 局所麻酔+親知らず抜歯+歯牙移植 |
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目的 | 欠損部の補填 |
治療期間 | 約4ヶ月 |
費用(税込) | ¥55,000(保険治療は含まない) (抜歯・歯牙移植・根管治療:保険+ジルコニアクラウン¥55,000) |
副作用・リスク | リスク:治療後の疼痛・腫脹・出血、移植歯牙の脱落 |
医療費控除について
医療費控除とは、1年間に支払った医療費の総額が一定金額(10万円)を超える場合、その翌年の確定申告で医療費控除を申告すれば、いくらか税金の還付を受けられる制度です。
これから受ける治療が、医療費控除の対象なのかどうか気になる方は、スタッフにご相談ください。